今日、起きてから今までにしたことを、どんなに小さくても三つ書きます。
例:起きた/水を飲んだ/このページを開いた。
書けたら、その中で少しだけ自分をねぎらいたいものに印を付けて、今日の一歩は完了です。
できたことリストとは
できたことリストは、その日にしたこと、終わったことを書き出す記録です。これからやることを並べるToDoリストとは向きが逆で、すでに終わったことに目を向けます。終わっていないことが多い日でも、できたことはどこかにあります。
似た方法に、一日の終わりにうまくいったことを三つと、その理由を書く課題があります。Seligmanらの2005年の論文(American Psychologist, 60(5))で、Three Good Thingsとして取り上げられたものです。ここで紹介するリストは論文と同じ手順ではなく、日々の振り返りの参考にした方法です。だれにでも同じ変化があるという意味ではありません。
書き方:3つの決まりごと
- 小さく書く:部屋を片づけた、ではなく、机の上のコップを洗った、くらいで十分です。
- 事実だけ書く:上手にできたか、人と比べてどうかは書かなくて構いません。
- 休んだことも入れる:30分横になった、誘いを断って早く帰った、も自分を守るためにしたことです。
小さなできたの例
平日の夜:朝ごはんを食べた/会議で一回発言した/洗濯機を回した/疲れていたので夕飯は買ってきた/23時に布団に入った。
休日:昼まで寝た/近所のパン屋まで歩いた/友だちに返信した。
書いてみると、何もしていないと思っていた日にも、案外いろいろなことをしていたと気づくかもしれません。書くことが見つからない日は、小さな幸せを見つける記録のヒントのように、うれしかったことから探すのも一つの方法です。
やる気が出ない日の使い方
やる気は、動き始めたあとについてくることもあります。やる気が出ない日は、大きな目標ではなく、30秒から2分で終わることを一つだけ選んでみてください。
- コップを一つ洗う。
- 返信を一通だけ送る。
- 明日着る服を出しておく。
- 気になっていることを、ToDoに一つだけ書き出す。
終わったら、できたことリストに書き足します。一行増えると、次の小さな一歩を選びやすくなります。進まなかった日は責めずに、今日は休む日だった、と書いておけば十分です。気分そのものを切り替えたいときは、気分の上げ方もどうぞ。
続けるコツと、書けない日の扱い
- 書くタイミングを決める。寝る前、歯みがきのあとなど。
- 一行でも書けたら、それでよしとする。
- 書けなかった日は空けておく。翌日にまとめて思い出しても構いません。
- ときどき読み返す。1週間分を見ると、自分のペースが見えてきます。
人と比べて落ち込みやすいときは、リストをだれかに見せる前提にしないのがおすすめです。自分の言葉で、自分のために書くリストです。
できたことリストで、よくある迷い
できたことが一つも思いつかない日は?
今日を終えた、このリストを開いた、から書いてみてください。それもむずかしい日は、無理に書かずに休みましょう。
書けば自己肯定感は上がりますか?
書くだけで必ず上がる、とは言えません。ただ、自分がしたことを具体的に見える形にすると、自分への見方を見直すきっかけになることがあります。
ToDoリストとはどう使い分ける?
ToDoリストはこれからのこと、できたことリストは終わったことの記録です。完了したToDoを、その日のできたことに入れても構いません。ToDoの続け方はToDoアプリの選び方も参考にしてください。
Feel Firstで、できたことリストをつける
Feel Firstは、日々のできたことを自分の言葉で残すための記録アプリです。
- 「できたこと」という名前でリストを作り、思い出したときに一行ずつ追加します。気分や写真も添えられます。
- 散歩や勉強など繰り返すことは、色付きのマークで1タップ記録。回数が数字で積み重なります。
- 終わらなかったことはチェックリストのToDoに残し、未完了のリマインダーは翌日へ移せます。週末にカレンダーで1週間分を振り返ります。
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iPhone・iPad対応。基本機能は無料、アプリ内購入があります。


